クミン香る冷やしスパイスラーメン・大盛@チリトマラーメンTHANK・港区大門
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チリトマラーメンTHANK
港区芝大門2-8-14 古口ビル1階
昨日まで5食続けて冷たいラーメンを食べてきたが、そろそろネタ切れかなーと思いつつTwitterを探るとまだまだ出てきた。その中から、これまでの魚介を活かした塩や醤油とは全く異なるエスニックな一杯を見つけた。今月3日から提供を始めたメニューで、彩り鮮やかで香り立つペルーの高原で飲まれるスープをイメージしたもの。さらに肉は牛ハツと、通常のラーメンでは考えられないユニークなものになっている様子。9月いっぱいまでの提供予定とあったのでまだ余裕はあるが、この日も前日同様クソ暑いので、涼を求めて出かけた。お値段は1100円で、+100円で大盛にもできるとあったので、入り口の券売機でその2種類の食券を発券した。平日の11時半という開店直後に訪れたが、入店時点では席に余裕があったものの、その後は近所にお勤めor御用がお有りの女性を主体に、ワイシャツ姿のビジネスマンも交えてで順次席が埋まっていった。
10分弱でガラスの器に入った涼しげな一杯が運ばれてきた。チョコレート色から赤まで、そして緑も加わって彩りが美しい。麺は軽く縮れた中細。しっかりとした歯応えがあってシコッとした硬い食感だが、麺が比較的細いので昨日までの麺に比べて噛み切り易く、従って食べやすい。スープはメニュー説明の言葉を繋ぎ合わせると「ほんのりミルキーなトマトと鶏ガラのスープにクミンなどのスパイス各種で風味豊かに仕上げ、パブリカとオリーブをじっくり揚げて風味を移した香味油を浮かべたもの」とのこと。鶏の旨味をベースにして軽めの酸味がさっぱり感を与え、辛くはないがスパイシーな風味が食欲を刺激し、今の気候にぴったりな何とも言えない美味しさがある。具材も、牛ハツとジャガイモを南米風串焼き(アンティクーチョ)のように味付けしたもの、塩味の鶏そぼろ、タマネギとニンジンのクラッシュサラダ、ローストトマトにルッコラとおよそ普通のラーメンでは使わないものばかり。それでもこのスープにはピタリっと合っているように思う。特に、ジャガイモ、トマトが思いのほか美味しかった。配膳直後にスタッフさんが[ピクルス、ご入用ですか?」と問いかけてくださったので遠慮なくお願いした。みじん切りのタマネギをカレー風味+甘酸っぱく漬けたもので、丼の中がより爽やかになった。
これが果たしてラーメンかと問われれば即答し辛いが、中華麺に鶏ガラベースのスープを使った麺類なので範疇には収まっているように思う。女性客が多いこともあって、大盛とは言え麺量は180g程度だったので難なくすべて食べ切った。
・お気に入り度:〇+
アルバム: 東京のラーメン・その2
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