塩ラーメン玉子・並盛＠としおか・新宿区早稲田

• 135

自家製中華そば　としおか
　　新宿区弁天町20

　行列ができていることは予想していたが、開店10分前の10時50分に着くと既に30人は並んでいる。すごい人気だ。先頭の方は折り畳みチェアまで持ち込んでいて、早朝から待っているかのようだ。そんな状況なので、入店できたのは２時間余り経った13時。入ってすぐに券売機がある。メニューはラーメン、つけ麺、塩ラーメン、新・塩ラーメンの４種類で、事前学習によれば塩ラーメンとつけ麺が人気らしい。なので、その塩ラーを味玉付きで食べることにし、標記食券を1000円で購入して空いたカウンター席に腰かけた。
　麺は丸いストレート太麺。店舗入り口右側に製麺室があるように自家製麺だ。麺肌はつるりとしていて、噛むとほどよい歯応えを感じた後にモッチモチとした食感が現れる。加水率が高めのようだ。スープは透明感はゼロ。目の前が厨房なので作っている様子を見ていると、寸胴からすくう出汁が赤褐色だったので塩ラーでもこういう色になるのだろう。その出汁は、ネット情報によれば大量の豚足、ゲンコツ、鶏ガラ、モミジに時間差で煮干し、サバ節、昆布、シイタケなどを加えて引いているそうだ。醤油の風味こそないものの非常に厚みのある、塩ラーながらどっしりとした味わいだ。木口切りの白ネギ、せん切りショウガ、何らかの仕掛けがありそうな粉唐辛子を麺の上に載せ、調理の最後にガスコンロで煙が出るまで熱した油をジュッとかけてあり、その効果でネギとショウガの風味が全体に行き渡っていて、それが重厚なスープの飲み口を軽くに感じさせてくれる。チャーシューは大きくて厚みもある食べ応え十分な肩ロース。旨味も十分残っていて、これは満足度が高い。メンマも自家炊きで、シャキシャキと小気味よい食感のものがたっぷり。味玉は黄身がとろりと流れ出す軟らかさ。これはもう少しだけ固いほうが好み。
　並盛でも麺量は250gとかなり多め。何とか食べ切ったがお腹が苦しい。つけ麺だと300gもペロリなのにどうしてだろう。麺量の多さに現れているように、ここは麺がメインでスープはその麺を食べやすいようにするためのものという印象だ。

・お気に入り度：〇

• Tweet

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか？

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録（無料）するとコメントできます。